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活動履歴

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▼学生大会

 梅雨が明け猛暑が始まった7月7(日)の七夕に、東京都新宿区の国立競技場霞ヶ丘体育館にて第38回学生合気道選手権大会が開催されました。

行き(札幌〜東京)
 大会前日の7月6日(土)に札幌を出発しました。早朝にも関わらず、OBの方も見送りに来て下さり、差し入れのゼリー飲料やお菓子などをいただきました。ごっつぁんです!そして、応援団のユーモアを交えた応援で送り出していただきました。
1年目からのお菓子、2年目からのお酒、1・2年目全員からの心のこもった色紙を受け取り、新千歳行の電車に乗ると、なぜか柳谷と作中もいました。2人は空港まで同行して見送ってくれました。お疲れ様です。

そして、ついに東京に到着!いつの間にか阿部が北海道では見せたことの無い半袖Tシャツ姿になっていたのに驚き、飛行機を降りて東京の暑さと日差しにまた驚きました。
宿泊するホテルに着くと、ロビーに笹と短冊が飾ってありました。そう、明日は七夕。おのおの自分の目標を短冊に書き、笹に飾りました。
夜はOBの方々が壮行会を開いて下さいました。緊張を忘れるほど盛り上がり、ふと、札幌のすすきのにいるような錯覚に陥るような、楽しいひと時を過ごしました。
そのまま3年目全員が二次会に参加。移動の途中コンビニでジャンをしたのですが、夜に新宿のコンビニ前で「ごっつぁんでーす!」と叫ぶ集団はかなり怪しかったと思います。
そんなこんなで東京の夜は更けていき、明日はいよいよ大会当日、七夕です。短冊に書いた願いは叶うのでしょうか?


大会当日
 朝、帯を忘れたという萩原が急遽帯を買いに行き、さらには会場のコンセントが使えずビデオの充電が足りないという事態に陥り、少々あわただしい会場入りとなりました。
会場には杉田さん、森継さん、福井さん、篠原さんがスポーツドリンクの差し入れを持って応援に駆け付けてくださいました。
体育館は蒸し暑く、開会式で立っているだけで汗が噴き出してきました。学生大会、開幕です!以下、各種目の対戦記録へ。

[個人捕技]
 個人捕技には前田、宮島の2人が出場しました。
 前田は1回戦はシードで、2回戦からの出場でした。2回戦は物凄く緊張していましたがミスなく試合を進め、勝利しました。 3回戦では富山大学の4年目の方と対戦し、取りの際に前落の庇い手がすっぽ抜けて焦りましたが、勝利を収めました。庇い手を相手よりも強調したつもりです。 4回戦の相手は立教大学の小柄で可愛らしい女の子でした。相手に合わせた掛け方はできずに引っ張る場面もありましたが、決勝へと勝ち進みました。 ついに迎えた決勝戦、相手は電気通信大学の男性で、伸びやかに軽やかに技を掛ける人でした。前田は取りの際の右胴の受けミスがあり、受けの際に打ちが縮こまっていたそうです。相手はノーミスで、残念ながら負けてしまい、準優勝でした。

 宮島は逆シードだったので唯一、1回戦がありました。相手は北星の2年生の小柄な女の子。札幌同士ということで特に緊張もなく、いつも通り臨めました。相手はとても緊張していたようで、少し受けが堅かったので投げづらい感じがありましたが、勝ちました。 2回戦の相手は千葉連合学生会の少し細見の男性で、本州の人と当たるのは初めてだったのでどんなものかと思っていましたが、特に変な受け身をされることもなく、技はかけやすかったです。初動を早くするよう意識し、勝ちました。 3回戦は埼玉連合学生会の男性で、受けの攻撃が少し変わっていて、手の取りは遠くから腕を伸ばして取ってくる、突きも遠くから上体を倒して突く、など北海道では見たことが無かったので少し困惑しましたが、体勢が崩れているので投げやすかったです。外腕捻が少し危険な方向に行ってしまい、負けました。後で審判の方に伺うと、敗因は受けの攻撃が近い位置から出していて、相手に不利になっていたため減点したとのことでした。

[個人綜合]
 個人綜合には臼田と萩原の2人が出場しました。
 臼田は、1回戦はシードで2回戦からでした。 2回戦は日大理工の今井景思さんでした。開始3秒ほどで左胴を決め、技ありをもらいました。そのあと開始1分ほど面打ちを決め、一本勝ちしました。 3回戦は千葉学生連合学生会の高橋武大さんでした。身長が臼田より大きく、体重も重い、戦いにくい相手でした。積極的に攻めて来る方で、特に腕当腰車を狙ってこられました。 開始1分ほどで逆抱腰捨てで技ありをもらいました。 しかしながらその後左胴を2回もらってしまい、残念ながら一本負けしました。

 萩原の1回戦の相手は立教大学の団体戦で先鋒を勤めている選手だったので警戒していました。打ちの間合いはそんなに遠くなく、また、打ちもはやくなかったです。逆抱えを頻繁に使用してきました。打ち、投げともに積極的な選手でしたが、あまり精度は高くなかったです。左胴2本入れて一本勝ちでした。 2回戦は東京電気大の団体戦の大将で、1回戦で華麗な投げ技を2本決めていたので、やはり警戒して遠い間合いから打ちを合わせていました。すると、相手のうちのリズムがわかってきたので、内刈2本決めて一本勝ちしました。 3回戦は札学の岸上さんでした。岸上さんの投げには警戒せねばと思って試合に臨んだのですが、左胴2本をいつの間にか決めることができ、一本勝ちしました。 決勝の相手は千葉学生会の高橋選手でした。臼田を破った相手だったので、警戒しなければならなかったのですが、開始早々左胴を決められてしまいました。 その後、臼田の罵倒のような声援、「回転早くだ、回転」「おせーよ、もっと早く」といっとようなのが聞こえてきたので、回転早くしてみたら左胴で技ありを取れました。その後、積極的に投げをかけに行ったのですが決めきれず、最後は内刈に入ったところを返され、一本負けしてしまいました。結果は準優勝でした。

[団体戦]

 先鋒:吉田周平、次鋒:阿部育夢、中堅:萩原宏彬、副将:宮島沙織、大将:臼田升

1回戦:東京電機大学

先鋒の吉田は、背が高い相手ながらも落ち着いて臨み、一度、面打をとられそうになりましたが、ガードの甘い左胴を2本入れて一本勝ちしました。 続く阿部の次鋒戦は、相手の安定した捕技を前に緊張してミスを連発し、あえなく敗退。中堅の萩原の相手は個人戦で戦った相手の下位互換という感じだったそうで、内刈を2本決めて一本勝ち。 副将の宮島は直前に個人戦で負けたため、かなり慎重になってしまいました。そのせいで少しスピードは落ちましたがミスもなく、一勝を収めました。これで北大の勝ちが確定し、大将戦へ。 大将の臼田は開始30秒程で左胴で技ありを取り、その後横打を二回取られ、技ありで並んでしまいました。しかし試合終了直前、相手が面を打ちに来た瞬間を狙い腕当腰車に入り、見事に決まって一本勝ちしました。
4勝1敗で2回戦へ進みます。

2回戦:日大理工

先鋒吉田の相手は、一回戦で左胴のガードが甘い印象だったので、まず左胴で技有りをとりました。その後、左胴のガードが堅くなりましたが、面をうっているとガードが潰れたので、正面を連続で打ったら技有りをもらいました。一本勝ちです。 次鋒の阿部は一回戦の緊張が取れず、ミスが目立ち負けました。中堅の萩原の相手は腰が遠く、打ちよりも投げが好きそうな感じでした。何度か投げをかけたのですが、不十分、やめの後で、かけ切ることができず、結果は引き分けでした。 副将宮島の相手は、とるときに少し耐えてくるタイプで、重く、技の入りが遅くなり、少し焦ってしまいました。それが元で入身ミスをしてしまい、また全体的に入り身が浅かったことで減点され、敗れました。ここまで1勝2敗1分けで、勝負の結果は大将戦にゆだねられました。 迎えた大将戦。勝てば延長戦、引き分け以下で敗退です。臼田はあまり手数が出せず、何度か投げに入ったものの逃げられてしまい、そのままタイムアップで引き分けとなりました。
1勝2敗2分けで北大の負け、三位決定戦に回ることになりました。

3位決定戦:富山大学

先鋒吉田の相手は二年目でしたがなかなか手ごわく、何回か向こうに注意が入りつつ、一分程経った頃、相手が投げに入った後にノーガードで頭をあげたので正面で技有りをもらいました。そのあとは投げも交ぜつつ攻めましたが、そのまま時間となり、技有り勝ちしました。 次鋒の阿部はやっと緊張が取れ、落ち着いて捕技ができましたが、相手もミスがなく引き分けでした。中堅萩原の相手は2回戦と同様腰が遠く、積極的に投げに入られ、打ちも合わせることができず、中盤に腕当てで技ありを取られると、その後も防戦一方で試合が終わってしまい、負けてしまいました。 副将戦、宮島は特に緊張もなく臨めていましたが、減点を恐れ受けの攻撃に慎重になりすぎて、取りとのスピード差が目立ち、さらに早受け気味だったことが減点され、副審は割れたがものの主審が相手に挙げ、敗退。ここまで1勝2敗1分け、2回戦と同じく大将戦にもつれ込みます。 3位への望みをかけた大将戦、臼田の相手は昨年の新人戦でも活躍した苅部さん。投げを中心にしながら、打ちもしてくるとてもバランスのよい、やりにくい相手でした。 開始早々から激しく攻防が続き、開始一分頃、完璧なタイミングで逆抱腰捨をもらい技有りを取られてしまいました。 しかしその後相手の面打ち合わせて後払巻捨をかけ、技ありを取り返し、技あり同士で並びました。 その後も互いに攻め合いましたが、時間切れ。引き分けとなってしまいました。
1勝2敗2分けで北大の負け、3位入賞は叶わず、敢闘賞でした。

[応用自由形]
今年は全体的にレベルが高かったと審判の方から伺いました。
札学のようなアクロバティックで速さのある組や北星、富山のような流れの綺麗なものなど色々な演舞があって、見ていて面白かったです。

北大は三組目で、本番は自分たちのペースで落ち着いてできたと思います。いつもより少し早めのタイムがでましたが、大きなミスはありませんでした。結果、23.4秒の81.3点で二位の札学の80.7点に0.5点以上の差をつけて優勝することができました。

北海道勢の入賞が多かったと思いますが、道内の他大と富山の応自のレベルは確実に上がってきています。
東京勢にも注意は必要ですが、今後は道内勢と富山との争いが厳しくなっていくでしょう。
大会後・帰り(東京〜札幌)
 東京観光をする4人以外は、大会が終わるとすぐ帰路につきました。札幌駅につくと上遠野さんが出迎えてくれ、夕飯をごっつぁんしていただきました。ありがとうございました! 残った4人は翌日、臼田の案内で東京観光を楽しみました。観光に限らず、今回の東京行きでは都内の移動手段は全て臼田に頼りっきりでした。臼田、ありがとう。
観光組が札幌に帰ろうとすると、天候が悪化して飛行機の出発が延期に。もしや飛ばないのではと翌日実験がある私は単位を落とす覚悟をしましたが、なんとかその日のうちに札幌に帰ることができました。

慣れない環境での大会でしたが、それぞれ今後につながるいい経験になったと思います。お疲れ様でした!

 学生大会の写真はこちらです。また戦績はこちらです

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